生き様までもが試される!? ボードゲームナイト 参加レポ


東京で初雪が観測された2016年11月24日。
幸い都内での積雪はありませんでしたが、寒っむい夜に、新宿・ゼプラスにてゲームビジネスグループの「ボードゲーム&ヌメロン&ノイナイト」が開催されました。

ゲームビジネスグループは、HIUでも特に人気のドローンレースや、サバゲー、人狼などのイベントを定期開催しており、とても活発に動いているグループなのです。

私ツチカワは、ゲームビジネスグループのイベントに初めて参加。普段はスマホでゲームをすることもなく、ましてやボードゲームなんて小学生のときに「人生ゲーム」をして以来では? という状態。

今回は参加者皆でボードゲームを楽しむ、という企画と聞き、興味本位で参加しました。

ボードゲーム「交易王」にチャレンジ! 貿易をして儲けろ!

イベントタイトルにはなかった「交易王」というボードゲームにまずはチャレンジ! 2~4名が一度にできるゲームということで、まずは4名で開始することに。

名前からしてお分かりのように、プレーヤーが貿易をするというゲームです。

藍、塩、麻、綿、胡椒、銅という6種の貿易品があります。自分の船にこの6つの中から二つ、好きな商材を置きます。「市場」に並べられたカードに応じて、コインがもらえる、という仕組みです。最終的にはコイン(現金)を一番持っている人が勝者となります。

イベント主催のKさんからルール説明があった後に、ゲームスタート!

単純なルールながら、
「そこで胡麻かっ!」
「塩の時代がきた!」
などと、つい盛り上がって叫んでしまう我々。

「塩の時代」がきた図。市場は塩で独占されています。

協力か独占か。バランスをとりながら勝利を掴め!

このゲームの面白いところは、自分が出す手札によって、みんなにコインが行き渡り、WinWinの関係を築くこともできる反面、人とは異なった貿易品を船に乗せ、自分だけが分配されるコインを独占するというやり方もできるという部分。

優勝するためには、周囲との協調性を持ちつつ定期的にコインを得てなおかつ、ここぞというときに勝負をかけ、自分のコインだけを増やしていくという駆け引きが重要なのです。

そして、ゲームを進めていくうちに、一人の男性の目の色が変わる。

ギャンブラー氏(私の中で勝手に命名)は、「絶対に俺が勝ァあああつッぅぅうう!!」というオーラ全開で、目を細めるとギャンブラー氏の後ろにうっすらスタンドが見えるほど。(妄想)

しかし、ギャンブラー氏の隣のポケットペン氏(勝手に命名)も負けてはいない。スタンドは見えなかったが、静かに闘志を燃やしながら周囲とのWinWinを築きつつ、コインを稼いでいく。

私の隣、ブロックチェック氏(勝手に命名)も、策を練りつつ、コイン独占をしたりしながら、ゲームは進む。

ちなみにギャンブラー氏、以前行われた堀江さんの坊主麻雀時、すでに坊主なギャンブラー氏は「刈るとこねーじゃん!」と突っ込まれたそうだ。坊主麻雀に参加するなら、まずは髪を伸ばすことが必要、ゲーム中のトークで、そんな大人のマナーをギャンブラー氏からも学ぶことができた。

最後の最後まで気を抜けない。ハラハラのゲーム展開

ゲームの終わりを告げる、最後のカードを出そうとするブロックチェック氏。自分の勝ちが厳しいと判断し、自分の判断で誰を優勝させるか決める、という側面。

あいつを勝たせるか、それとも。

最後まで、かなり考えさせられるゲームで、私はハートランドをゲーム中4本飲んでも全く酔えない。

結局、スタンドまで登場させたギャンブラー氏が、気合いで勝利をつかみ、ゲームセット。

ゲーム終了後に、主催のKさんから

「このゲームのコツは周りに合わせること、そしてちょっと先の流れを読むこと、なんですよね。ちょっと残念だったのは、ツチカワさんみたいに、偏りなく船に貿易品を乗っけているのは、もったいないやり方なんですよ」
とのコメント。
なるほど、ここで、如実に生き様が出てしまったか。

守りしか考えていなければ、ゲームでは勝てない。日常生活では「偏りなく」生きていれば負けはないかもしれないけど、ボードゲームで「損をしたくない」という考え方は、まるで意味がない。

隣では別のゲームが繰り広げられている


隣のグループは「カタン」という別のゲームに熱中。1ゲーム終えた私たちのグループも、ギャンブラー氏とブロックチェック氏は後からゼプラスにやってきた2名を交え、4人でカタンを始めた。

この「カタン」は、世界的に有名なボードゲームで、毎年、世界大会も開催されるほど人気のあるゲームなのだとか。

遊びにハマることで広がる可能性

今回、ボードゲームナイトに参加しての感想ですが、

・生まれて初めて見たボードゲームを体験できた
・簡単なルールなのですぐに理解でき、楽しめた
・始めてからすぐにヒートアップし、本当はもっとやってみたかった
・己の性格を再確認することになった
・ギャンブラー氏の勝負師オーラがすごかった

と、いろいろな体験が短時間でできました。

日常では体験できないことをし、いつもとは違う部分の脳を使う感覚。短時間で勝ち負けが決まるというスリリングさ。

堀江さんも「遊びにハマれ!」「遊びの達人がこれから必要とされる時代」と、「遊び」を重要視している。本気で遊ぶことで、とことん遊ぶことで、もっと得るものがあるんじゃないか、そこから新しいものが生み出されるんじゃないか、うっすらそう感じて、意気揚々とゼプラスを後にした夜でした。

このイベントの主催者、木本さんに「ボードゲーム愛」について語っていただきました。

『僕はボードゲームを買ってもプレイする人が見つからず一人でデモプレイばかりしてました(笑)。
HIUでボードゲームイベントをたてた当初の目的は、自分がボードゲームで遊びたいという考えでした。
しかし、現在は参加者の皆さんにボードゲームを通して有意義な時間を過ごしてもらうことを目的として活動しています!
ボードゲームは仲良くなるコミュニケーションツールとしても、思考力のトレーニングとしても使えますので、今後もボードゲームを通して皆様に有意義な時間を作れるように活動していきます!』

ゲームビジネスグループでは他にも、ポーカー、麻雀、ポケモンなどなど、多くのゲームイベントを開催しています。日常を忘れて遊びたい方、ちょっと興味があるけれどなかなか踏み込めない世界に、一歩踏み出てみませんか?

Photographer : Jun Suzuki (incdesign inc.)&Takayuki Karasawa
Text : Masayo Tsuchikawa(YETI.inc.)

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HIU運営スタッフ

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