堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)では、5名のメンバーを対象にしたベーシックインカム実験が開始されました。HIUは毎月10万円を支給し、メンバーはこの資金を自身の活動に自由に活用できます。資金の使い道は完全にメンバーの裁量に委ねられています。この実験の進行状況は、毎月のレポートでお伝えしていきます!
【ご報告】「書く人」から「語る人」へ。

これまで運営してきた「ベーシックインカムレポート」ですが、読者の皆さんからは 「正直あまり面白くない」という、かなりストレートで貴重なフィードバックをいただいていました。 身も蓋もない言い方をすれば、シンプルにつまらなかった、ということです(笑)。
この原因は明確です。 僕が「書き手」の視点に固執し、一方的な情報発信に終始してしまっていたこと。 僕が書きたいことと、皆さんが本当に知りたいことのあいだに、大きなズレがあったわけです。
そこで、一つの決断をしました。 本日をもって、僕は「ライター」を引退します。
これからは「インタビュイー」、つまりインタビューを受ける側に回ります。 第三者の客観的な質問を通して、僕が現場で得た経験や、その中から生まれた学び・成果を引き出してもらい、価値としてお届けしていきます。
僕の行動が「何を生み出し」「誰の役に立ったのか」。 それを僕自身が一方的に語るのではなく、鋭い質問に答える中で明らかにしていく。 その方が、よりリアルで、皆さんが本当に求めている答えに近づけると確信しています。
では、僕の代わりにインタビューをしてくれる「誰か」はどこにいるのか? 実は、最強のゴーストライターチームをすでに雇いました。
ご存じの通り、僕は文章を書くのが死ぬほど苦手です。 そこで今年の4月から、普段から使っているDラボの「AI DaiGo」に、コンテンツ編集を手伝ってもらい始めました。
――――――――――
D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
――――――――――
さらに9月からは、月額31,000円もするChatGPTのProバージョン(笑)にも課金して、僕の専属ライティングチームに加わってもらいました。 それだけ投資してでも、「僕自身の体験を、誰かの役に立つ形に変換する」コンテンツの質を上げたかったのです。
――――――――――
OpenAI「ChatGPT Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/
――――――――――
このAIチームとの関係は、本当に最高です。 僕はひたすら現場で体験し、試し、考えることにリソースを全振りする。 そして、僕が壁打ちするようにAIに話した内容を、彼らが読者の皆さんが面白いと感じ、実生活でも活かせる文章に落とし込んでくれる。 僕の頭の中にあるごちゃごちゃした思考の道筋を、スッと整理してくれる存在です。
つまり、「僕自身が体験した一次情報」を、「AIという超優秀な編集者」が価値ある記事に仕立てていく。 この最強のタッグが、僕の新しいレポートのスタイルです。 最近、しばらく掲載されていなかったレポートをリライトできているのも、すべて彼らのおかげです。
これからは、僕という人間が生身で得た経験や熱量から生まれた「具体的な成果」や「誰の役に立ったのか」という視点を、最新のAI技術を使って、いちばん伝わる形でお届けします。 もう「面白みがない」なんてクレームは言わせないよう、全力を尽くします。 まあ、もしまた言われたら、その時はもっとすごいAIを探すだけですけどね。
というわけで、僕とAIチームが共に生み出していく、新しい「ベーシックインカムレポート」を、ぜひ楽しみにしていてください。
香りという新しい感覚器官がインストールされた一日

僕には、物事の「本質的な価値」をいつも教えてくれる、ちょっとクレイジーな知り合いがいます。
以前、その人に紹介されたのは、都内にある一軒のレストランでした。そこでは、福岡・糸島でその日の朝に採れたばかりの野菜を、なんと飛行機で空輸し、その夜のディナーで提供しているというのです。普通に考えたら輸送コストもかかるし、狂気の沙汰ですよね(笑)。ところが、そこで食べた野菜の味は、僕がそれまで「野菜」と呼んでいたものの概念を完全に壊しました。「本当の鮮度とはこういうことか」と衝撃を受けました。
常識を疑い、コストよりも価値を追求する。その姿勢こそが本物を生み出すのだと、身をもって学んだ体験でした。
そして先日、その方から「面白いワイン会があるから来ないか」と招待されました。正直、それまではワインなんて高いか安いかくらいの違いしかわからないと思っていたのですが、とんでもなかった。完全に僕の負けでした。
――――――――――
「D-Labワインチャンネル」
https://daigovideolab.jp/wine/landing
――――――――――
ただ高級なワインを飲むだけの会ではないんです。その一本のワインが持つストーリー、つくられた背景、そしてなぜ今この瞬間に飲むべきなのか。そういった「文脈」を知ることで、ただのアルコール飲料が、もはや芸術の域に達してしまうのです。
結局、「美味しい」というのは単なる味覚の問題ではありません。そのモノの裏側にあるストーリーや情報を知ることで、体験価値は何倍にも増幅される。脳が情報によってハックされるような感覚です。今回は、ワインの美味しさというより、「価値の正体」を教えてもらった時間でした。
その会で僕が学んだのは、「ワインは飲むものではなく、香りを吸い込むための液体だ」という、もはや哲学のような一言でした。
ソフトドリンクは喉の渇きを潤すために「消費」するものですが、ワインは知的好奇心を満たすために「体験」するものなんです。ただグラスに鼻を近づけるだけでも香りはしますが、それでは不十分。グラスを軽く回して液体の表面積を広げ、揮発を促す。すると、それまで眠っていた複雑な香りの分子が一気に解き放たれ、鼻腔から脳へと直接流れ込んでくる。この体験は本当に衝撃でした。
香りのレイヤーを一枚一枚はがしていくような感覚。これはもう、飲むというより「香りの読書」です。一本のワインで、1時間でも2時間でも楽しめてしまう。
その探求に夢中になっていたら、気づいたときには、その日開けたワインの総額が100万円を超えていました(笑)。もちろん、僕が全部払ったわけじゃないですよ、念のため。でも、それだけの金額が動くほどの価値が、その場にあったということです。お金を払ってモノを買うのではなく、時間と体験に投資するとはこういうことか、と感じました。
あの日を境に、僕の脳には「香り」という新しい感覚器官がインストールされたように思います。 それくらい、世界の見え方が変わった一日でした。そしてこの「文脈が価値をつくる」という視点を、これからのレポートの中で、皆さんの体験の質を高めるヒントとして還元していきたいと思います。
DラボAIチャンネルから始まる、「誰でもクリエイター」時代の入り口

Dラボは、見るだけの教養番組ではありません。 実際に手を動かし、自分で試してみて初めて血肉になる場所です。
先日、DラボのAIチャンネルで、AIを使って雑誌の表紙を作るという、いかにも面白そうな配信があったので、早速チャレンジしてみました。「Nano Banana Pro」というツールを使ってです。
――――――――――
【作業配信】夜の作業 – Gemini 3 & Nano Banana Proの使い方模索・無料で使えるサイトとかも
https://daigovideolab.jp/play/lj1q0kjX5eohKyuMUNXX
――――――――――
Nano Banana Pro on Higgsfield
https://higgsfield.ai/image/nano_banana_2
――――――――――
ところが、これが本当に大変でした。配信だとサラッと操作しているように見えるかもしれませんが、初めて使う人間にとっては、配信者のカーソルが今どこを触っているのか、どんな呪文(プロンプト)を唱えているのか、さっぱりわからない。動画を何度も止めながら、「ウォーリーをさがせ!」みたいに画面を睨みつけて、なんとか最後までやりきりました。正直、途中で諦めようかと思いました(笑)。
でも、この「わけもわからないまま、ただ真似して最後までやりきる」という経験が、めちゃくちゃ大事なんですよね。自信というのは、行動した回数でしか増えません。
この小さな成功体験を武器に、今度は僕のライフワークである「ベーシックインカム実験」のレポートを、架空の雑誌に仕立ててみることにしました。しかも、今度は公開済みのレポートを「ChatGPT 5.1 Pro」にすべて読み込ませて。
要するに、見よう見まねで得たスキルを、そのまま自分の本丸プロジェクトに応用したわけです。最初は模倣でも、自分の目的に使った瞬間から、それはもうオリジナルの挑戦になります。
次に僕が狙っているのは、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)や、堀江さんのメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」の架空の雑誌表紙。もちろん、これも勝手に作ります(笑)。
――――――――――
DMMオンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(通称:HIU)
https://lounge.dmm.com/detail/87/index/
――――――――――
ブロマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」
https://zeroichi.media/with/1242
――――――――――
ただ作るだけではなく、公開されている情報を例のAI「ChatGPT 5.1 Pro」に読み込ませて、そのコンテンツが持つ熱量や世界観、つまり「魂」の部分をAIに理解させる。そうやって精度を上げていくわけです。最高の練習台ですよね。他人のコンテンツで練習させてもらえるんですから。
今回、身をもってわかったことがあります。 配信のとおりに、とにかく一度やってみる。たったそれだけで、AIは最高のオモチャになるということです。
なぜこんなに楽しいのか。 それは、自分の頭の中にあるアイデアが、何のスキルもない僕でも、一瞬で「形」になるからです。今までならデザインを学んで、ソフトを習得して……と、アイデアを形にするまでに膨大な時間がかかり、そのうち情熱も冷めてしまっていた。でもAIは、そのプロセスをまるごとすっ飛ばしてくれる。いわば「思考の高速プロトタイピング装置」なのです。
「少しの工夫」と「真似してみる勇気」。必要なのは本当にそれだけです。それだけで、誰でもクリエイターになれる時代になりました。難しい顔をしてAIを語る人たちもいますが、要は使ったもん勝ちです。
こうして身につけた「真似して試す力」とAIの組み合わせを使って、僕自身の実験やレポートも、これからさらに面白く、誰かの行動につながる形にしていきたいと思います。
AIという大陸の入り口で見つけた、アウトプットという名の秘宝
最近、僕の周りで「アウトプット警察」が大量発生しています。 「お前は何もしていない」「もっと活動しろ」という、ありがたいお言葉をたくさん頂戴しているわけです(笑)。
こういうとき、人間って面白いもので、萎縮して何もできなくなるか、開き直って何かを始めるかの二択に分かれます。 もちろん、僕は後者。どうせなら、この「社会的プレッシャー」そのものを、僕の新しい作品のテーマにしてやろうと考えました。
そこでまず、僕の優秀なリサーチアシスタントである、DラボのAI DaiGoに相談しました。 「そもそもアウトプットって何?」「価値のあるレポートってどう書くの?」という根源的な問いから始まり、最終的には「なぜ僕は他人の評価をこんなに気にしてしまうのか」という、僕自身の心理分析にまで踏み込むことになりました。
その結果生まれたのが、AIと一緒に作った「First take風動画」です。
――――――――――
AIアバターを駆使してFirst Take風動画を作ってみよう!
https://daigovideolab.jp/play/bvkUNX7j8c3GOuGAsJAH
――――――――――
この動画制作で特にこだわったのは、ただ流行りのフォーマットを真似するのではなく、そこに僕自身のリアルな心理状態を、科学的な知見としてきちんと落とし込むことでした。
他人の批判をただ聞くだけではなく、それを分析し、分解し、再構築して作品に昇華させる。 これこそが、僕にとっての最強のアウトプットです。批判してきた人たちも、まさか自分たちの言葉が僕の作品の材料にされているとは、夢にも思わないでしょう。
一連のAIとの壁打ちの中で、僕は一つの結論にたどり着きました。 これは、僕のAIアシスタントであるAI DaiGoに教わったというより、対話の中で一緒に掘り当てた「核心」です。
それは、「自分のための活動」を、そのまま発信するだけでは、ただの自己満足の日記でしかないということ。 それを「他人のための価値」に変換して初めて、意味のある「発信」になる、ということです。
読者が本当に知りたいのは、僕がどれだけ頑張ったか、どれだけ時間をかけたか、ではありません。残酷な話ですが。 彼らが知りたいのは、たった二つ。
- 「あなたのその行動で、一体何が生み出されたの?」
- 「で、それは僕らの役に立つの?」
この二つに対する、シビアな成果物だけなんです。
この本質を、僕自身の脳にタトゥーのように刻み込みたかった。 そして、もしかしたら僕と同じように「何を発信すればいいんだろう」と悩んでいる誰かに届けたい。 そう思って、僕は一つの歌を作りました。アイデアを記憶に定着させるには、感情を乗せるのが一番ですからね。
その名も、「とどけ!ぼくらのレポート」。
この「ぼくら」というのは、発信する僕だけではありません。 これを受け取ってくれる「あなた」も含まれています。 僕からの一方的な報告書(レポート)ではなく、僕とあなたの対話のきっかけになるように。そんな思いを込めました。 この歌そのものが、僕なりの「自分のための活動」を「他人のための価値」に変換する作業でもあるのです。
この「とどけ!ぼくらのレポート」は、ただAIに歌わせて終わり、ではありません。 僕が特に執着したのはクオリティ、なかでも「口パク」と音源の同期でした。
「Domo AI」という、画像と音声を渡すと、まるで生きているかのように口を動かしてくれるヤバいAIを使ったのですが、これを動画に差し込むとき、コンマ数秒のズレがあるだけで一気に偽物っぽくなってしまう。 視聴者の脳は非常に優秀で、その「違和感」をすぐに見抜き、一瞬で冷めてしまいます。
「神は細部に宿る」という言葉のとおり、そのわずかなズレをなくすために、何度も何度も調整を重ねました。
もちろん、そのための投資も惜しみません。 年間85,000円かかる、より音楽的な表現ができて、最長60秒までの動画を生成できる「Domo AI」のProプランにも迷わず課金しました。
――――――――――
Domo AI
https://www.domoai.app/ja/home
――――――――――
これは単なる経費ではなく、僕の本気度を示すサインであり、未来の自分のスキルへの投資です。 中途半端なものを世に出すくらいなら、何もしない方がマシですからね。
正直、この完成した作品を初めて見たとき、少し恐怖を感じました。 僕はクラシック音楽のピアノ科を出ているので、一つの音、一つの表現を形にするために、どれだけの時間と鍛錬が必要かを知っているつもりです。指先に魂を込めるのに、何年もかかる世界です。
それなのに、AIは僕のアイデアをもとに、ここまでのクオリティのものを、いとも簡単に生成してしまう。 これはもう、驚きを通り越して嫉妬すら覚えるレベルでした。 自分が何年もかけて築き上げてきたものが、根底から覆されるような感覚だったのです。
今回の制作で確信したのは、僕はまだ「AI」という、とんでもないポテンシャルを秘めた大陸の、ほんの入り口に立ったに過ぎないということ。 その奥には、まだ誰も見つけていない「隠れた秘宝」がゴロゴロ転がっている――そんな気がしてなりません。
というわけで、これからも僕はAIを使って、いろんな作品を生み出し続けます。 次に僕がどんな「秘宝」を掘り当て、そのプロセスや学びをどんなレポートとして届けられるのか、楽しみにしていてください。
ベーシックインカム生活の内訳:今月のお金の行き先はこちら
≪サービス≫
・DMMオンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(通称:HIU)
https://lounge.dmm.com/detail/87/index/
・ブロマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」
https://zeroichi.media/with/1242
・各分野で活躍するプロフェッショナル同士の雑談を楽しむことができる「ZATSUDAN」
https://zatsudan.com/
・クラシック音楽専門音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」
https://ml.naxos.jp/
・『人生を変える 知識が詰まったNetflix』を目指してつくった「D-Lab by メンタリストDaiGo」
https://daigovideolab.jp/
・ワイン初心者も大丈夫。この世に まだ隠れているおいしさやワインの魅力をお伝えする「D-Labワインチャンネル」
https://daigovideolab.jp/wine/landing
・美味しすぎる健康的な料理方法を教えてくれる「つっしーの料理チャンネル by D-Lab」
https://daigovideolab.jp/cooking/landing
・このチャンネルは、より詳細な情報を教えてくれます。「かなりパレオな男チャンネルby D-Lab」
https://daigovideolab.jp/paleo/landing
・「Dラボ」に関する知識をすべて持ったAIと会話でき、最新のAIの技術を教えてくれる「D-Lab AIチャンネル」+「AI拡張プラン」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
・保護猫と一緒に人生を切り拓く「D-Lab WiFi」「D-Lab SIM」
https://xmobile.ne.jp/d-labwifi/
・グラフィックデザインや動画編集、ウェブデザインの可能性を広げる「Adobe Creative Cloud」
https://creativecloud.adobe.com/ja
・電気もガスも、カブアンドで未来を先取り!「KABU&」
https://kabuand.com/
・仕事を減らす AI ではなく、あなたの “知りたい” を、一瞬で。「ChatGPT 5 Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/
≪飲食物≫
・カロリーゼロでコーヒーに砂糖を入れれます。「NuNaturals, Concentrated Simple Syrup, 16 fl oz (0.47 L)」
https://iherb.co/i1aX3WY
・他Dラボにて学んだ食事や料理方法を実践中
レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami
https://x.com/MrTokosmusiclab
編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:OpenAI「ChatGPT Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/
画像:Nano Banana Pro on Higgsfield
https://higgsfield.ai/image/nano_banana_2
最新記事 by 床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami (全て見る)
- 『ベーシックインカム実験とAIが教えてくれた「価値のつくり方」』HIUベーシックインカムレポート【11月】 - 2025年11月30日
- 『約300作の中、準グランプリを取りました!』HIUベーシックインカムレポート【10月】 - 2025年10月31日
- 『速さより深さ――ChatGPT 5 Proが「調べる」を変えた日』HIUベーシックインカムレポート【9月】 - 2025年10月1日
