『10万円を丸ごと自分のアップデートに』HIUベーシックインカムレポート【9月】


堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載!

 

 

電子レンジだけで作る人生改造メニュー

さて、人生改造プログラムも中盤に差し掛かり、食事管理の重要性を痛感していました。ただ、問題は「何を食べるか」です。毎日サラダチキンをかじっているだけでは、飽きて続かないことは目に見えています。人間の意志は、そこまで強くありません。

そのような時に、メンタリストDaiGoさんがニコニコ生放送で紹介していた「肉サラダ」を思い出しました。このレシピは非常に合理的で、人生改造プログラムに取り組む人にとって、理想的な選択肢だと感じました。

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同じレシピで480通りの肉サラダを作る方法【これだけでもう飽きない迷わない】
https://daigovideolab.jp/play/rZWg51VrKD3GxPW8hUT9
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理由は三つあります。第一に「簡単であること」。第二に「調理に時間がかからないこと」。第三に「高タンパク・低脂質で栄養価が高いこと」。料理が苦手で時間もない人が、効率よく栄養を摂取するための解決策として、この肉サラダは非常に優れています。

放送では、低温調理器を使った本格的な作り方と、電子レンジを使った手軽な作り方の両方が紹介されていました。私は迷わず電子レンジの方法を選びました。「自分でもできそうだ」と感じられることが、人を実際の行動へと駆り立てる最大のポイントだと考えているからです。行動のハードルは低ければ低いほどよく、完璧主義は失敗への最短ルートだと痛感しています。

実際に作ってみると、これが驚くほど美味しい。動画では風味付けにスパイスを少々加えると紹介されていましたが、正直なところ、スパイスがなくても肉本来の旨味で十分に満足できました。適切な調理法は、素材のポテンシャルを最大限に引き出します。まさに、これは一種の「食の科学」と言える体験でした。

この経験から、正しい知識さえあれば、料理のような日常的な行為も立派な自己投資になることを実感しました。また、何事も「簡単なことから始める」ことが、成功の大きな鍵であると再認識しました。

肉サラダはあまりにも簡単で美味しいため、気づけば9月だけで10回以上作っていました。私の場合、肉300gにサラダ300gという、草食動物も驚くような量を用意しているのですが、それでも毎回ペロリと食べ切ってしまいます。もはや私の主食は肉サラダと言っても過言ではありません。

こうして「良いもの」を食べ続けていると、身体に興味深い変化が現れます。先日、久しぶりに吉野家の牛丼を食べたところ、かつてはあれほど美味しいと感じていたのに、一口目で「何か違う」と感じました。味が濃すぎて、化学的な旨味が舌にまとわりつくように感じられ、正直、最後まで食べるのが少しつらかったのです。

これは決して吉野家の味が劣化したわけではなく、私の「味覚」が変化し、アップグレードされた結果だと捉えています。普段から素材の味を活かしたシンプルな料理を食べていると、舌が徐々に敏感になり、過剰な塩分・糖分や人工的な旨味を「ノイズ」として捉えやすくなります。その結果、身体に負担のかかる食べ物を、脳が自然と「おいしくないもの」と判断するようになる。これは、身体が自らを守るための自己防衛システムが機能し始めたと言えます。

このように、料理は単にお腹を満たすための作業ではありません。自分の身体と脳を、自分が望む方向へと作り変えていくための、最も直接的で効果的な「ハッキングツール」です。今回の肉サラダを通して、その可能性の大きさに気づきました。今後は他のレシピにも挑戦しながら、自分の身体と習慣がどこまで変化するのか、継続的に実験していきたいと考えています。

また、この肉サラダのレシピや、味覚の変化という体験を発信することで、同じように食事改善に悩む人にとって、「無理なく始められる第一歩」の具体例として役立ててもらえるのではないかと感じている。

 

6週間人生改造プログラムでアップデートされた

人間は6週間でどこまで変われるのか。 僕自身を実験台にした「6週間人生改造プログラム」が、先日、通っていたジムを退会したことを機に、一つの区切りを迎えました。結論から言うと、体と心、そして「脳」のスペックが、完全に別次元にアップデートされました。

このプログラムは、正直言ってきついです。運動と瞑想の後は、まるで子どものように深い眠りに落ちます。これは疲労困憊というより、脳と体が「今すぐ回復して成長しろ!」と全力で命令しているサインなのです。質の高い睡眠が強制的に手に入るわけですから、むしろご褒美みたいなものだと感じています。

結果は数字にも明確に現れました。 体脂肪率と体重はきれいに右肩下がり、BMIも改善しました。こうした客観的なデータは、単なる「嬉しい」という感情以上に、僕の自己効力感をブーストしてくれました。「やれば変われる」という事実を、体に直接叩き込まれた感覚です。

もちろん、ただ言われたことをやっただけではありません。プログラムの後半では停滞期を打破するために、自分で戦略的にメニューを追加しました。タンパク質摂取量を増やすための肉サラダを取り入れ、さらに運動後にはスクワットを追加して、成長ホルモンの分泌を限界まで引き出そうとしたのです。これはもう、自分自身の肉体を使ったハッキングです。

そして、このプログラムで得られた最大の成果は、身体的な変化ではありませんでした。 もちろん、気分がポジティブになったり、ストレスに強くなったりというメンタルの改善も実感しました。でも、僕が一番驚いたのは、明らかに「理解力」が向上したことでした。

今までなら何度も聞き返していたような話が、一度でスッと頭に入るようになりました。情報の処理速度が明らかに上がっていると感じます。体を作り変えるつもりが、いつの間にか脳まで作り変えられていたわけです。

理解力が向上した、なんて言っても、「どうせ気のせいだろ」と思う人もいるでしょうから、僕が体験した残酷なまでのビフォーアフターを具体的にお話しします。

実はプログラムを始める直前、僕は映像関係のバイトをしていました。正直に言って、当時の僕はポンコツでした。渡された指示書は何度読んでも意味がわかりませんでした。暗号文かと思いました(笑)。だから、何度も同じことを質問しては先輩をイラつかせ、呆れさせていました。社会のお荷物とは、まさに僕のことでした。

ところが、プログラムを始めて数週間後、似たような現場に再び入る機会があったのです。そこで渡されたのは、紙切れ一枚に走り書きされた、たった一言の指示でした。以前の僕なら、パニックになって思考停止していたでしょう。

でも、そのときの僕は違いました。 その一言から、ディレクターが何を求めているのか、どんなアウトプットを期待しているのか、その裏にある意図まで、手に取るように理解できたのです。まるで、脳のOSがバージョンアップして、今まで見えなかったレイヤーが見えるようになったかのような感覚でした。

これ、根性論や気の持ちようの話ではないんです。 運動と瞑想、そして良質な睡眠が、脳の血流を促進し、BDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌量を増やし、神経細胞同士の結びつきを強くしてくれます。つまり、物理的に「頭が良くなった」という、ただそれだけの話なのです。

そして、その結果、僕が作ったものが、面白いように採用されるようになったのです。以前はミスの指摘ばかりだったのに、今度は「これ、いいね」と認められるようになりました。自分のアウトプットが「価値がある」と客観的に認められた瞬間、僕の脳はとんでもない報酬を得ました。この自己効力感が一気に高まる感覚は、何にも代えがたいです。

これは、ただの「嬉しい」という感情ではありません。これは「成功体験」という、脳にとって最高のドラッグなのです。

そして、このプログラムがもたらした変化は、身体的なパフォーマンスの向上だけにとどまりませんでした。僕の「思考のOS」そのものが、勝手に書き換わっていたのです。

以前の僕は、何かあるとすぐにネガティブなシナリオを思い浮かべるのが癖でした。それが今では、気づくとポジティブな側面を探すようになっています。これは、無理やりポジティブシンキングをしているのとはわけが違います。脳のデフォルト設定が、ネガティブバイアスからポジティブバイアスに切り替わった感覚です。

その結果、「自分にはどうせ無理だ」という思考のブレーキが外れ、「まあ、とりあえずやってみるか。失敗してもデータが取れるだけだし」という、科学者のような思考にシフトしました。これこそが「自己効力感」の正体です。「自分ならできるかも」というより、「自分で実験できる」という感覚です。

そして、これらの内面的な変化を裏付ける、動かぬ証拠があります。 7月に計測したとき、僕の体脂肪率は30%でした。まあ、はっきり言って肥満予備軍ですよね。それがプログラム終了後、どうなったかというと、体脂肪率は7%減、体重は6.5kg減です。

この数字を見て、もちろん「嬉しい」という感情はありました。でも、それ以上に僕が感じたのは、「人間は、正しい知識と行動によって、自分自身を意のままに作り変えることができる」という、揺るぎない確信です。この数字は、僕の努力の結晶であると同時に、僕が僕自身の人生の舵を取れていることの、何よりの証明書なのです。

この6週間で、僕はただ痩せたわけではありません。 「自分は変えられる」という、人生最強の武器を手に入れたのです。

ですから、「これからも頑張ります」なんてありきたりなことは言わず、僕は、この改造された体と脳という新しい資産を使って、次にどんな面白い「自己改造実験」をしてやろうかと、今からワクワクしています。僕のレポートは、これからも僕自身の変化の記録です。次の実験報告も、楽しみにしていてください。

 

5,460本の歯ブラシが教えてくれた、後悔しない人生への長期投資

今月も、HIUなどDMMオンラインサロン入会継続¥11,000-をはじめ、ホリエモンチャンネル¥880-、クラシック音楽専門音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」¥2,035-、ニコニコ動画「メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」」¥550-、あらゆる領域の映像制作を後押しするオンライン・コミュニティ「UMU TOKYO」¥2,700-、グラフィックデザイン及び動画編集、ウェブデザインのアプリケーションソフトウェアを利用できる「Adobe Creative Cloud」¥5,478-に使用する。

 

皆さんは、「死ぬ直前に後悔することランキング」をご存じでしょうか。 「もっと冒険しておけばよかった」「家族と過ごす時間を大切にすればよかった」といった項目がよく挙げられますが、かなりの頻度でランクインする意外な項目があります。それが、「もっと歯のケアをちゃんとしておけばよかった」という後悔です。

一見すると笑い話のようですが、実は笑えません。人生の最期に「ああ、もっとちゃんと歯を磨いておけば……」と悔やむのは、悲劇であると同時に、現代人の生活習慣を象徴するエピソードでもあると感じます。

では、なぜそこまで歯のケアが人生の終盤で効いてくるのでしょうか。理由はシンプルです。 人生の終盤に残る「食べる楽しみ」も、「人と話す楽しみ」も、その多くが口腔の健康状態に依存しているからです。どれほど高級なフレンチでも、入れ歯が合わなければ心から味わうことはできません。かわいい孫と話したくても、口臭が気になれば、思い切り笑うことをためらってしまうでしょう。

私自身も、この「後悔予備軍」の一人でした。 一生懸命歯を磨いているつもりで、歯茎から血が出るのは「しっかり磨けている証拠だ」と本気で思っていたのです。振り返ってみると、それは歯を大切にしていたのではなく、歯茎を傷つけ続けていただけでした。

このままではまずい。自分の人生から「食べる楽しみ」が奪われるのだけは絶対に嫌だ。そう強く感じた私は、「道具」としての歯ブラシに投資することにしました。それが、5,460本もの極細毛を持つ歯ブラシとの出会いです。

実際に使ってみて、衝撃を受けました。歯を「ゴシゴシ磨く」というより、歯茎を「丁寧にマッサージする」という感覚に近いのです。1か月ほど使い続けたところ、歯茎からの出血は完全になくなり、腫れも一切起こらなくなりました。今まで自分がしてきた歯磨きは何だったのか、と愕然としたほどです。

たかが歯ブラシ一本。しかし、私にとってこれは「未来の美味しい食事と、誰かとの楽しい会話を守るための、最も費用対効果の高い投資」です。歯に限らず、多くのことは「後悔してからでは遅い」のだと、改めて気づかされました。

この歯ブラシを使い始めて、私が最も感動したのは、その機能性でした。

まず、磨いていると、これまで届いていなかったと思っていた「歯と歯の隙間」に、ブラシの毛がすっと入り込んでいく感覚があります。まるで、自分の口の中に未知の領域があったことを発見する、小さな探検をしているようでした。自分の体の解像度が上がる感覚、と表現してもよいかもしれません。

そして、特に優れていると感じたのが「八角形の持ち手」です。 これは単に持ちやすいというだけではありません。歯科衛生士から「歯に対して45度の角度で当てて磨いてください」とプロのコツを教わっても、素人がそれを毎日正確に再現するのはほぼ不可能です。しかし、この八角形のハンドルは、ただ握るだけで自然とブラシの向きが整い、正しい角度に導いてくれます。言わば、私のような一般人でもプロの技術に近い磨き方を再現できる「強制ギプス」のような仕組みであり、非常に頼もしい道具だと感じました。

その結果、毎日しっかり磨いているにもかかわらず、歯茎はまったく傷つかなくなりました。以前の私は、良かれと思って歯茎をゴシゴシこする「間違った努力」を続けていたわけです。正しい知識と正しい道具があれば、私たちはどれほど多くの無駄な努力から解放されるのか――その事実に、私は「嬉しい」という感情を超えて、「感動」に近いものを覚えました。

結局のところ、後悔しない人生を送るためのオーラルケアとは、歯ブラシ一本から始まる「長期的思考のトレーニング」だと言えます。 目先の爽快感(強い力でゴシゴシ磨くこと)のために、未来の健康(歯茎や歯そのもの)を犠牲にするのか。 それとも、今の心地よさ(優しいマッサージのような磨き方)を選び、数十年後も自分の歯で美味しくご飯を食べられる未来に投資するのか。

たかが歯ブラシ一本ですが、私はそこから「長期的思考」とは何かを、体感として学びました。

今後は、この学びをオーラルケアにとどめることなく、仕事や人間関係、そして資産形成など、人生のさまざまな領域に応用していきたいと考えています。将来の自分と、大切な誰かとの時間にとってプラスになるような「未来への投資」を、これからも試行錯誤しながら続けていきます。

 

レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami
https://x.com/MrTokosmusiclab
編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:OpenAI「ChatGPT Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/