『パンを頬張り、耳は満たされる。ベーカリーが劇場になった日』HIUベーシックインカムレポート【2月】


堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載!

 

 

[小見出し]30名超が見届けた夜。助手として歩き出すピアノ教室

先日、都内の教会でピアノ演奏会がありました。当日は僕を含めて演奏者4名が出演しましたが、実はもうひとつ大事な行事がありました。 それが、2月から新しく始まる音楽教室の開講式です。新しいプロジェクトのスタートは、なんだかワクワクします。

僕はそこで「助手」を務めることになりました。先生のサポート役です。新しい才能が育っていく過程を間近で見られるのは、とても楽しみです。

教室の具体的な内容は、次のとおりです。

  • レッスン日:毎週火曜日 15:00〜20:00
  • レッスン時間:1回30分〜
  • 料金:子ども 月額5,000円/大人 月額8,000円
  • 指導楽器:ピアノ

そもそも音楽を学ぶこと自体、記憶力や集中力を高める効果があることが分かっています。子どもの習い事としても、大人の脳トレとしても、非常に良い投資だと思います。

教会で行われた演奏会と開講式には、30名以上の方にご来場いただきました。これは素晴らしいスタートです。

演奏した曲は、ベートーヴェンの『エリーゼのために』、そしてショパンの『別れの曲』を左手のみで弾くように編曲した、ゴドフスキー編の練習曲です。

演奏後に多くの方から拍手と感謝の言葉をいただき、励みになりました。こういう直接的なフィードバックは、モチベーションや自己効力感を高めてくれます。まさに「やってよかった」と思える瞬間です。来月からは、この音楽教室の指導を頑張っていきたいです。

 

ただのBGMじゃない“記憶に残る音”

パンを買いに来るお客さまでにぎわうなか、ピアノのミニコンサートを開催しました。 会場は東京・武蔵野市にあるパン屋さんのイートインスペース。そこに設置されたグランドピアノで、正午から演奏を始めました。

当日は、イートインスペースの席がほぼ埋まった状態での演奏。パンを味わいながら生演奏を聴けるなんて、ちょっとした贅沢ですよね。

さて、当日の演目は―― アレクサンドル・スクリャービン作曲『左手のための二つの小品』。 そして(また出ましたね・笑)、ショパンの『別れの曲』(練習曲 作品10-3)を左手だけで弾けるように編曲した、ゴドフスキーの練習曲です。

パンを買いに来たお客さまの中には、「すごい技巧だけど、これは何の曲だろう……?」と頭にクエスチョンマークを浮かべていた方もいたそうです(笑)。

けれども、こうした日常空間に非日常の音楽を持ち込む試みは、とても面白いと思います。ちょっとした違和感は人の記憶に強く残る。――ただのパン屋のBGMに終わらない、記憶に残る体験をお届けできたのではないでしょうか。

いちばんうれしかったのは、食べ終えたお客さまが一人ずつご挨拶に来てくださり、感謝の言葉をかけてくださったことです。自分の行動が他者にポジティブな影響を与えたと直接フィードバックされることは、心理学では「社会的報酬」と呼ばれ、金銭報酬と同等かそれ以上に脳の報酬系を活性化させると言われます。「ピアノを演奏し続ける醍醐味はこれだ」と、あらためて実感しました。

……とはいえ、焼きたてのパンを食べて血糖値が上がって、みんなが幸せな気分になっていただけかもしれませんけどね(笑)。

この経験を踏まえ、今後の演奏会の告知方法も考えていきたいと思います。「超絶技巧の左手ピアニスト!」と打ち出すのも一案ですが、それ以上に「パン屋の日常が特別なひとときに変わるピアノの音色」や「聴き終えたあと思わず“ありがとう”と伝えたくなる体験」といった、今回感じた“醍醐味”を切り口にした訴求のほうが、人の心にはいっそう響くのかもしれません。

 

ホテルにある「水盤上のグランドピアノ」を弾く

今月も、HIUなどDMMオンラインサロン入会継続¥11,000-をはじめ、ホリエモンチャンネル¥880-、クラシック音楽専門音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」¥2,035-、ニコニコ動画「メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」」¥550-、あらゆる領域の映像制作を後押しするオンライン・コミュニティ「UMU TOKYO」¥2,700-、グラフィックデザイン及び動画編集、ウェブデザインのアプリケーションソフトウェアを利用できる「Adobe Creative Cloud」¥5,478-に使用する。

 

街角に多く設置されるようになった、誰でも弾ける「ストリートピアノ」。すっかり文化として定着しました。今月も、そんなストリートピアノを弾きに行ってきました。

今回訪れたのは、東京・光が丘にある『ホテルカデンツァ光が丘』。ストリートピアノといいつつ、今回はホテルの中です。これはまた面白いロケーションでした。

しかも、ただロビーに置いてあるだけではありません。二段ほど高くなったステージの上に、堂々とグランドピアノが設置されていました。これはもう、ストリートピアノというよりミニコンサートホールですね(笑)。

人は、少し高い場所に立つだけで無意識に「見られている」という意識が働き、パフォーマンスが向上することがあります。心理学では「観客効果」と呼ばれます。

そんな特別な空間で、さまざまな曲を四〜五曲ほど演奏してきました。

ちなみに、この『ホテルカデンツァ光が丘』のピアノは「水盤上のグランドピアノ」と呼ばれているそうで、夜九時まで弾くことができます。

仕事帰りにふらっと寄って、水面に浮かぶように見えるグランドピアノを弾いて帰る――最高のストレス解消法ですね。僕も近くにあったら通いたいです(笑)。

 

レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami
編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:OpenAI「ChatGPT Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/