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Duolingoでドイツ語学習が劇的に変わった瞬間
今月、語学学習アプリ「Duolingo」に待望の機能が追加されました。ついに日本語でドイツ語を学べるようになったのです。これまでの私にとって、ドイツ語学習は本当に困難な道のりでした。なぜなら、ドイツ語を英語で学び、それを日本語で理解するという、英語が必ずしも得意ではない私にとってはまさに最難関とも言える課題が要求されていたからです。
想像してみてください。ドイツ語の「Hund(犬)」という単語を覚えるために、まず英語の「dog」を理解し、それを日本語の「犬」に変換する必要があったのです。これは脳にとって非常に負荷の高い作業でした。心理学の観点から見ても、このような多重言語処理は認知負荷を大幅に増加させ、学習効率を著しく低下させると言われています。
リリース日当日、私は迷わず日本語での学習モードを試してみました。まるで長年の呪縛から解放されるような気持ちでアプリを開いたのを鮮明に覚えています。
実は、母国語で外国語を学ぶことの重要性は、多くの研究で指摘されています。脳は既に確立された言語回路を使って新しい情報を効率的に処理できるため、学習速度が格段に向上する可能性があるのです。これまでの私の学習方法は、まるで遠回りの山道を歩いているようなものだったのかもしれません。
実際に日本語モードでドイツ語学習を始めてみると、いくつかの課題も見えてきました。日本語への翻訳の難しさからか、まだ翻訳が不自然であったり、文章の区切り方が適切でなかったりする箇所も散見されました。これはおそらく、AIによる翻訳技術がまだ発展途上であることを示しているのでしょう。
しかし、そんな不完全さを感じながらも、私の中では大きな変化が起きていました。早くドイツ語を上達させて、AI翻訳を介した機械的な会話ではなく、まるでドラえもんのひみつ道具「ほんやくコンニャク」を使ったかのように、ドイツ語を話す人たちと自然に会話したいという強い意欲が湧いてきたのです。これは以前の英語経由での学習では感じることのなかった、純粋な言語習得への情熱でした。
学習を進める中で、もう一つ興味深い発見がありました。日本語話者が日常会話で使うようなくだけた表現や短縮形(例えば「よろしくお願いします」を俗に「よろしく」と表現するような場合など)をそのまま入力すると、アプリでは不正解と判定されてしまうのです。これは言語学習アプリの一つの限界を示すと同時に、正確な日本語表現の重要性を改めて認識させられる出来事でした。
そして最も重要な気づきがありました。自分は他の言語を一度日本語に変換してから理解するというプロセスが、実はあまり得意ではないということが判明したのです。これは少しショックな発見でした。多くの人がごく自然に行っているように思えるこのプロセスが、自分にとっては困難な作業だったのです。
しかし、心理学的に考えると、これは決して珍しいことではないようです。人間の脳には個人差があり、言語処理の方法も人それぞれです。むしろ、この自己理解こそが、効果的な学習戦略を立てるための第一歩と言えるでしょう。自分の認知特性を知ることで、それに合った学習方法を見つけることができるからです。
少しショックを受けつつも、この発見は私にとって貴重な学びとなりました。自分の特性を知ったからこそ、それを補う、あるいは活かす方法を模索できるのです。これからもドイツ語習得を続けていく決意を新たにしました。完璧でなくても、自分なりのペースで、自分なりの方法で言語学習を楽しんでいこうと思います。
言語学習は単なるスキル習得ではなく、自分自身を深く知る旅でもあるのかもしれません。ドイツ語という新しい扉を開くことで、自分の認知特性や学習スタイルについても新たな発見があるとは、当初は思いもよりませんでした。
日常に隠されたストーリーを発見する旅
今月も物語の作り方について学びを深めました。学習を続けていると、いつも何気なく通り過ぎているものにも、実は必ずストーリーが存在していることに気づくようになりました。街角のカフェ、電車や駅で見かける広告……そのすべてに「ここにはどのようなストーリーがあるのだろうか」と思いを巡らせてしまう自分がいます。まるで世界が一冊の巨大な物語集に変わったかのような感覚です。
特に興味深かったのは、物語の構造とクラシック音楽との間に共通点を発見したことでした。物語作り方に関する本を読み進めていると、演奏会やコンサートのプログラム構成にも活かせる要素が数多く見つかったのです。例えば、なぜ演奏会の最後に会場全体で歌うことがあるのか、なぜ聴衆が一体となって手拍子をしながら音楽に聴き入る場面があるのか……。これらもまた「物語を創り上げる」という原理に基づいているのだと理解した瞬間、本を読むことがさらに面白くなってきました。
実は、心理学の観点から見ると、人間の脳は常にパターンを探し出し、そこに意味を見出そうとする性質があると言われています。これは「パターン認識」と呼ばれますが、物語の構造を学ぶことで、この能力がより鋭敏になるように感じます。音楽も物語も、人の感情を揺り動かすために似たような構造を持っているのは、人間の心理的な反応パターンに共通するものがあるからなのでしょう。
この学びを通して、私は一つの重要なことに気づかされました。物語を学ぶということは、単に創作の技術を身につけることではなく、世界を見る新しい「眼」を手に入れることなのだと。日常の中に隠された無数のストーリーを発見し、音楽や芸術の背後にある人間の心理を理解する……これらすべてが、私たちの人生をより豊かで意味深いものにしてくれるように思うのです。
きっと来月も、新たなストーリーとの出会いが待っているでしょう。そして、その発見が私の人生という物語に、また新しい章を加えてくれるに違いありません。物語を学ぶ旅は、前回も感じたように、実は自分自身を深く知る旅でもあるのかもしれませんね。
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レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami
編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:Google AI「Gemini 2.5 Pro」
https://ai.google/

床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami

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