『国宝とカレー』HIUベーシックインカムレポート【5月】


堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載。 

◾️鳥取県の投入堂に行ってきました

前々から気になっていた、投入堂(なげいれどう)という国宝の施設に行ってきました。修験道の修行の場でもあるとのことで険しい山道を進むと聞きます。入山するには溝の深い登山靴が必要で、山門で靴のチェックがあるとのこと。危険と判断された場合は草鞋を買うこともできます。わたしはせっかくなので草鞋で登ることにしました。

午前中に到着したのですが、すでにかなりの人が並んでいました。1時間ほど並ぶ間は、お坊さんが投入堂の名前の由来や江戸時代からの歴史背景などをいい声で聞かせてくれたので退屈せずに待つことができました。それと、別にいいんですが、お坊さんの袈裟から覗くアップルウォッチにはなんだかモヤっとしてしまします。いやほんとに別にいいのですがなんとなく。。観光業のエンターテイメントショーと考えるならば着けないほうがいいような、、いやしかしこういった思考もまた修行の一環なのだろうか。などと考えているうちに山門につきました。


900円で草鞋をゲットして標高900メートルのアスレチックを登っていきます。事故が起こることもあるので慎重に。ちょうど前日にヘリが出動したと聞き、気を引き締めて臨みます。雨が降るなどして登れないこともあるので、この日は晴れてよかったです。

「修行の場」であるので命綱がなかったり、引き返すのも自分で判断が必要です。普通のレジャー施設ではあり得ないような、実際的な危険と隣り合わせです。自分が高所が苦手なことをすっかり忘れておりました。最終地点の投入堂に到着するまでにもお堂をいくつか経由します。基本的に崖の上に建てられておりゾワゾワと怖すぎて笑えてきます。
登り下りがすれ違うところも多々あります。
かなり危険であることが登山者全員の共通認識なので「急がないで大丈夫なのでゆっくり降りてくださいねー」などとコミュニケーションをとります。これもなんだかとてもよかったです。街中でもこうありたいなぁと改めて思います。

無事に最終到達点の投入堂まできました。確かに変な場所に立っていて、興味深い建造物です。メンテナンス用の登山道が別にあるのかなぁなどと予想を話しながら同行者と下山します。

草鞋を買ってから下山まで約3時間の道のりでした。全員無事でほんとによかった。下山直後はもう来なくていいやと思っていましたが、山陰の美味しい昼ごはんを食べる頃にはまたいきたくなってきました。
アドレナリンが出まくった特殊な登山でした。

 

◾️カレー屋事業復調

友人と間借りカレー屋をはじめてそろそろ3年が経ちます。コロナ禍の直撃や、なんやかんやありまして長いことへこんでいましたがカレー関連の依頼をいただけることが増えてきましてなんとか持ち直してきました。久しぶりに来てくれたお客さんなど気にかけてくださる方がたくさんいて、じんわりとありがたい気持ちに浸っています。

イベントも各地で開催できるようになってきて、カレー出店でスケジュールが埋まりつつあります。仕込みに追われて予定がパツパツでうれしい悲鳴です。


出店のほかには、オリジナルカレーメニューの開発やスパイスミックスの卸など忙しくさせていただいています。
6月以降も新しい仕事の予定が入ってきているので、引き続き体調管理しっかりと全部やっていこうと思っています。

 

【使用内訳】
カレー関連費用 40000円
移動費用 50000円
HIU会費 11000円

レポート執筆者:Satoshi Yamatsu