堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載。
■京都の美山に遊びに行きました

HIUで知り合った友人が京都・美山で古民家を改装したゲストハウスを運営しており、大人数で遊びに行きました。風呂はでかいし居間も丁寧に手入れされていて、広い空間でとんでもなく快適に過ごせます。この日はなんと餅つきの準備もしてくれていて、子どもたちと一緒に大盛り上がりでした。杵と臼は近所のお百姓さんの手作りらしい。すごい。

翌日に案内してもらった山は、雄大すぎて距離感やサイズ感が狂うほどの大迫力。川の流れも美しい。植林された山なので人の手は入っていますが、住民が少ないこともあって昔ばなしの世界に迷い込んだような気持ちになります。わたしの住んでいるところからは遠いですが、[かやぶきの里]や[牛乳工房]に寄り道しながら道中も楽しいかった。静かで美しく、米も野菜も美味しい。ゲストハウスのスタッフの皆様も感じいいし気に入りました。
アクセスはこちら
美山ヴィレッジ
〒601-0763 京都府南丹市美山町豊郷有田16
https://miyamavillage.com/
■バンド活動

今月はありがたいことに、友人が主催するライブイベントに2度出演しました。それぞれ別の企画、別のバンドでの参加です。ここ数年、バンドでベースを弾く機会が少しずつ増えてきました。わたしは10年以上前にバンド活動に熱中していたのですが、しかし夢やぶれ挫折を経験し、長い間、楽器や機材は物置部屋に仕舞い込んだままでした。ひょんなことから友人が企画するイベントに出演することとなり、以来、同じような機会に「ぜひ一緒にやろう」と声をかけてもらうことが増えていきました。現在の活動の最大の魅力は、基本的に内内の集まりという特性にあります。

プロを目指していた頃は、ライブハウスのノルマを払い、冷や汗をかきながら集客に走り、時に客席の無関心と戦わなければなりませんでした。ところがどっこい今はそんな心配は無用。どのイベントに出ても、来てくださるお客さんは友人・知人の輪の中にいる人々で、彼らはハナから楽しむ気満々で来場し、最初から最後までステージを終始温かく盛り上げてくれます。これは演者にとって最高の環境だなとしみじみ感じます。演奏する曲の多くはコピー曲ですが、時折、即興セッションやオリジナル曲に挑戦することもあります。気軽に楽しめる雰囲気のなかにほどよい緊張感があって、これがまたバンド活動を豊かなものにしてくれます。昔のわたしは、お客をつかむことや結果を出すことに必死で、いつしか音楽は「苦しいもの」になっていました。それはそれで味わい深い経験であると今では思えますがやはりしんどいことではあります。当時最も大変だった部分が解消され、純粋にバンドをやる喜びのみがあります。音楽で飯を食うんだ、という強張りが抜けた状態で演奏すると、以前よりも格段に音楽が自由で楽しいものに感じられます。イベントによってはなんとギャラをいただくこともあり、結果的に少しだけ当時の想いが報われたような気もいたします。
■畑に収穫に行きました

友人が親しくしている農家さんの畑に入らせてもらい、そこで収穫した野菜で天ぷらを作ったり、葉をお茶にしたりしました。畑はすでに出荷分の収穫を終えた後で、残っているものは自由に持ち帰っていいとのこと。裸足で畑に入ると土の感触が足裏に伝わり、とても気持ちよかったです。畑から上がったあとは、近くの用水路で泥を流しました。子どもの頃、祖父母の畑で遊んでいた記憶がよみがえり、懐かしい気持ちになります。

収穫した真菰(マコモ)は、そのままでも柔らかく食べられます。ほのかな甘みがある独特の稲科植物。家に帰って鍋やカレー、炒め物などいろいろ試してみましたが、どの料理にもよく馴染む。旨みを強く主張する食材ではないけれど、食感も味わいもよい。初めて食べる植物でしたが気に入りました。
【使用内訳】
音楽関連費用 40000円
移動関連費用 50000円
HIU会費 11000円
レポート執筆者:Satoshi Yamatsu
Yamatsu6988
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