堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)では、5名のメンバーを対象にしたベーシックインカム実験が開始されました。HIUは毎月10万円を支給し、メンバーはこの資金を自身の活動に自由に活用できます。資金の使い道は完全にメンバーの裁量に委ねられています。この実験の進行状況は、毎月のレポートでお伝えしていきます!
都市では絶対味わえない「フロー状態」。僕が遠野のホップ畑で自然と一体になった瞬間
ホップ摘みやリンゴ畑の手入れ、ねぷたの運行まで挑戦できる「HIU東北定例イベント」に参加しました。このイベントは2日間にわたって行われ、1日目は「HIU定例イベント@遠野」、2日目は「ホリエモン祭in弘前」として開催されました。
両日参加の料金は交通費・宿泊費を除いて5万円と少し高めだったため、最初は参加を見送っていました。しかし、HIU内で募集されていた「協賛枠」という仕組みを知り状況が一変。これは、参加者にスポンサーが付き、イベント費用を全額負担してくれる制度です。HIUの言語聴覚士さんの提供によって、開催3日前に急遽参加を決定しました。ホップ摘み、リンゴ畑での作業、そして弘前ねぷたまつりでの「HIUオリジナルねぷた」を見る機会は、どうしても逃したくありませんでした。
イベント当日、集合は朝9時に宮城県仙台駅。一行は岩手県遠野市のホップ畑へと向かいました。ホップとはビールの苦味を生む原料で、今回の体験ではホップ摘みと、ホップを使ったビール飲み比べのBBQが用意されていました。
ホップ畑では、従来式のホップ畑とドイツ式ホップ畑を見ることができました。高さ5m以上のホップのツタが支柱に巻きつき、その周囲を電柱が囲む景色は圧巻です。実際にホップ摘みを体験しましたが、茎のトゲで体中が傷だらけに。この原稿を執筆している今も傷が治っていないほどで、その過酷さを実感しました。
ホップ摘みがこんなにも大変だとは知りませんでした。しかし、これこそ「本物の体験」です。次にビールを飲む際には、「このホップは血と汗の結晶だ」と感慨深く感じることでしょう。身を削って得た体験は一生忘れられないものです。
特に印象深かったのは、一人で5m以上の背丈があるホップ畑に入った時の感覚。高い植物に囲まれ、風が一方向に流れる中で引き込まれるような不思議な感覚を味わいました。この特別な体験は、「フロー状態」や「没入感」に近いものでした。日常では味わえない自然と一体となる感覚は、都市部では決して得られない貴重な経験でした。
その後、一行は「遠野醸造TAPROOM」へ向かいました。ここではビールの製造から販売までを一貫して行っており、できたてのビールが樽から直接サーバーで提供されました。ホップ摘み体験の後だからこそ、その味わいは格別でした。
宿泊先の「民宿とおの」では、座敷わらしが出るという噂を耳にしました。実際には姿を見ることはできませんでしたが、夜にうつ伏せで寝ていると、何者かに踏まれるような腰の激痛を感じました。きっと普段運動不足なだけだろうと自分に言い聞かせつつ、少し興奮してしまいました。
翌朝には人生初の囲炉裏での朝食を体験しました。教科書でしか見たことがなかった囲炉裏を前に、緊張しながらも味噌汁をよそいました。囲炉裏独特の遠赤外線効果や薪の香りが、味噌汁を格別なものにしていました。ゆっくり味わいたかったものの、時間が迫っていたため急いで食べざるを得ませんでした。あの美味しい味噌汁のレシピを聞きそびれたことが、今でも悔やまれます。
ホップ摘みでできた傷、座敷わらし(?)との遭遇、そして囲炉裏での絶品味噌汁。五感すべてをフル活用した2日間は、忘れられない東北体験となりました!
リンゴ畑で知った、本当の美味しさ
2日目は、青森県弘前市へ移動し、リンゴ畑を訪れました。弘前シードル工房kimoriを運営している株式会社百姓堂本舗代表取締役の高橋哲史さんから、リンゴ畑について詳しいお話を伺いました。
驚いたのは、リンゴの木に実る果実の約9割が成熟する前に切り落とされるという事実でした。これは果実よりも新芽の成長に栄養を集中させるためで、新芽から1~2年の間に成長した茎についた果実はすべて摘果されるのです。実際にリンゴ狩り体験をしてみると、生き生きとした茎がしっかりしているせいか、簡単にはリンゴを採ることができませんでした。
「りんご園で乾杯」を合言葉に会社を立ち上げた高橋さんとともに、リンゴ畑でのBBQを楽しみました。お肉を味わいながら、堀江貴文さんとの対談も満喫。リンゴ畑という最高のロケーションで、生産者の哲学を聞きながら食事と対談を楽しむという、贅沢な学びの時間でした。
その後、場所を屋内に移してトークイベントが開催されました。イベントにはシードル6本と、株式会社しかないせんべい提供のお菓子3種類が振る舞われました。シードルとはリンゴを発酵させて作られるアルコール飲料のことで、ここではバラエティ豊かな味わいのものが並びました。
中でも印象的だったのは、「アップルシードル GARUTSU 8」と「あおもり林檎セミドライ~蜜漬け半生仕立て~」の組み合わせです。セミドライのお菓子を2~3粒口に入れ、軽く噛んだ後にアップルシードルを口に含むと、それぞれ単独では感じられない新たな美味しさが生まれました。この発見はまさに「味覚の相乗効果」の典型例でした。同じリンゴ系でも、固形と液体、生と発酵という異なる状態を組み合わせることで、新しい味の次元が引き出されるのです。
イベント終了後には、この感動を忘れられず、おかわりを楽しみました。そして、人生初のアルコール飲料一気飲みに挑戦するという新たな経験を得ることとなりました。
HIUオリジナルねぷたで、いざ、出陣!
今月も、HIUなど、DMMオンラインサロン入会継続¥10,800-をはじめ、ホリエモンチャンネル¥864-、クラシック音楽専門音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」¥1,998-、ニコニコ動画「メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」」¥540-、パレオチャンネル¥540-、に使用。
堀江貴文さんの三味線レッスンを聴きながら、弘前ねぷたまつりの準備を進めました。法被のデザインを模したTシャツに着替えて、準備は万端。このTシャツはHIUのデザイングループによって作られたもので、現地の方々にも好評でした。
準備会場に並ぶねぷたには、5~7mもの巨大なものが勢ぞろい。HIUも特注で制作したオリジナルねぷたで参加しました。他のねぷたよりもサイズは小さめの2~3mでしたが、その迫力は十分!
弘前ねぷたまつりは、青森県弘前城下町を約80台のねぷたが練り歩く夏祭りです。祭りの始まりとともにねぷたを担ぐお手伝いをすることができ、とても楽しい時間を過ごしました。特に、交差点に差し掛かった際に、ねぷたを一周円を描くように回す場面は、まるでアトラクションに乗っているかのような楽しさでした。
練り歩きが約1kmに及んだ後、HIUオリジナルねぷたを軽トラックの荷台に片付けました。一方、大型のねぷたは自衛隊の牽引車によって運ばれていきました。練り歩きを終えた後、改めてHIUのオリジナルねぷたを見て、その完成度の高さに感心しました。
2日間にわたるイベントで、ホップ摘みで傷だらけになり、座敷わらしとに出会い、囲炉裏での朝食を楽しみ、リンゴの摘果作業を学び、シードルペアリングの発見を経験し、最後に本格的なねぷた祭りに参加するという充実の内容。東北の魅力を五感すべてで満喫した、忘れられない旅となりました!
レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami
編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:Microsoft「Copilot Pro」
https://www.bing.com/chat?q=Bing+AI&FORM=hpcodx

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