『偶然は準備できる。— 焼肉とデザインと街ピアノの三題ばなし』HIUベーシックインカムレポート【12月】


堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載!

 

 

YAKINIKUMAFIAは“体験設計の教科書”だった

HIUの友人から「今からYAKINIKUMAFIA行かない?」とメッセンジャーで誘われ、初めて『YAKINIKUMAFIA』を訪れることになりました。突然の誘いでしたが、これは貴重な機会だと思い、二つ返事でOKしました。

店内に入って最初に驚いたのは、その広さと清潔感。普段よく行くステーキ屋さんや焼肉屋さんのように油でギトギト…ということはまったくなく、非常に清潔な空間でした。

特に感心したのは、食事を終えたお客さんが帰った後の清掃作業。スタッフが霧吹きと台拭きを使って、テーブルの隅々まで丁寧に拭いている姿は、まさにプロフェッショナルな仕事ぶりでした。

「ああ、だからこんなに清潔な空間が保たれているんだ」と納得。美味しい料理を提供するだけでなく、快適な環境づくりまで徹底している——これがブランドの実力なんでしょう。

今回いただいたのは、2019年10月にクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でWAGYUMAFIAが立ち上げたプロジェクトのリターン品。クラファンの商品を実際に体験できるなんて、貴重な機会です。

定価5,000円という設定で、使用されているお肉は神戸牛と、宮崎県で育てられた尾崎牛。どちらも日本が誇る最高級和牛なので、期待が高まります。

そして、お米にも一切の妥協なし。Vermicular(バーミキュラ)という鋳物ホーロー鍋で炊き上げたご飯が付いてきます。バーミキュラは、加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後に型から取り出して作る「鋳物」という伝統的な製法で作られた鍋です。

この鍋で炊いたご飯は、本当にふっくら美味しく仕上がります。最高級の肉に、最高の調理器具で炊いたご飯——「すべてがエンターテインメント」というWAGYUMAFIAの哲学が、ここにも表れています。

単なる食事を超えた“体験”を提供してくれる、さすがの演出力です。

YAKINIKUMAFIAでは、焼肉につけるタレを注ぐ瞬間や、お肉を持ってくる時にもパフォーマンスが披露されます。ただ料理を提供するだけでなく、「見せる」ことまで計算されている。まさにエンターテインメント焼肉の真骨頂です。

そして個人的に感動したのが、塩や胡椒の容器。片手でワンプッシュするだけでお肉にかけられる仕様になっていて、片手が動かない僕でも非常に楽に使うことができました。

これは単なる便利グッズではなく、「誰もが快適に食事を楽しめる」というユニバーサルデザインの考え方が反映されていると感じました。

後日気になって「胡椒容器」で調べてみたところ、YAKINIKUMAFIAで使用されていたものと似た、片手でワンプッシュできる胡椒入れが実際に販売されていたのには驚きました!

「えっ、これって一般でも買えるんだ!」という発見。プロの現場で使われているものが、僕たちも手に入れられるというのは嬉しい情報でした。使いやすさを追求した道具って、やっぱり価値がありますね。

 

言葉を超える告知を作れ。— 黒地×差し色でピアノの魅力を可視化する

今月も仕事として、多くのスケジュールにピアノ演奏会が入りました。まさに嬉しい悲鳴といったところでしょうか。

ただ、いつも文章で演奏の魅力や体験を伝えているものの、「他に何か良い方法はないかな?」と感じていました。音楽って本来、言葉を超越した表現手段ですからね。文章だけでは伝えきれない部分があるのも確かです。

そんなことを考えていたちょうどその時、偶然Facebookの広告に、印象的なデザインが表示されました。まさに運命的なタイミングです。

「これだ!」という直感が働きました。普段なら素通りしてしまうような広告も、問題意識を持って情報収集していると、まったく違って見えるものなんですね。

セレンディピティというか、「準備された心にのみチャンスは訪れる」という言葉を実感した瞬間でした。

その広告も、なんとピアノコンサートのものでした。まさに「求めていたものが向こうからやってきた」という感じです。

デザインは黒を基調とした背景に、モノクローム調の白と黒で構成されていて、重要な部分だけに特別な色を差し込むことで、そこが浮き上がって見える仕組みになっていました。

「これは効果的だ!」と思い、そのデザインを参考にして、実際に制作してみることにしました。

面白いことに、Facebook広告のデザインは日本以外の国で作成されたものだったようで、日本語に置き換えると少しバランスが崩れていました。でも、それが逆に改良の余地を与えてくれました。

画像編集作業は意外とスムーズに進みました。背景を黒に設定したり、グラデーションやグレースケールなどの基本操作だけで、Facebook広告のようなクオリティに仕上がったんです。

完成後は、SNSのトップ画像に設定したり、当日来られそうな人や興味を持ってくれそうな人に連絡するなどして、集客や認知度アップに活用しています。

「文章以外の表現方法」を探していたところに、まさに求めていた答えが降ってきた——これは本当に良い経験でした。視覚的な訴求力って、やっぱり強いですね。

 

街がホールになる日:川越と江古田で弾いたストリートピアノ

今月も、HIUなど、DMMオンラインサロン入会継続¥10,800-をはじめ、ホリエモンチャンネル¥864-、クラシック音楽専門音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」¥1,998-、ニコニコ動画「メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」」¥540-、あらゆる領域の映像制作を後押しするオンライン・コミュニティ「UMU TOKYO」¥2,700-、グラフィックデザイン及び動画編集、ウェブデザインのアプリケーションソフトウェアを利用できる「Adobe Creative Cloud」¥5,478-に使用する。

ピアノ演奏仲間とともに巡る、ストリートピアノの旅。埼玉県川越市や東京・江古田周辺を回り、街中に設置されたストリートピアノを演奏してきました。

埼玉・川越市にある「ヤオコー川越美術館」では、毎月第2日曜日に「美術館でPianoを弾いてみませんか?」というイベントが開催されています。これは本当に贅沢な企画です。

当日のギャラリーは想像以上の盛況ぶりで、座席が足りず立ち見が出るほどの賑わいでした。美しい美術作品を背景にピアノを演奏できるなんて、まさに貴重な体験です。

音楽と美術の融合——五感すべてが刺激される空間での演奏は、いつもとはまったく違う感覚でした。

その後、東京・江古田にも新しくストリートピアノが設置されたという情報を聞き、演奏仲間とともに西武池袋線・江古田駅へ向かいました。

そこにはアップライトピアノが置かれており、駅で演奏するというのはとても新鮮な経験でした。通勤・通学で行き交う人々に音楽を届けられるなんて、「音楽で日常に彩りを添える」という感覚で、とても意義深い活動だと感じました。

ちょうど大学の近くまで来たこともあり、「久しぶりに学食でも食べてみよう」と、日本大学藝術学部・江古田キャンパスへ足を向けました。

すると、そこにも偶然アップライトピアノの姿が!「え、ここにも?」と驚きました。

学食を食べた後、少し演奏してみることにしましたが、足元のペダルが壊れていて、思うような演奏は難しい状況でした。まあ、これも愛嬌ということで(笑)。

後で調べてみると、このピアノの取り組みは「PLAY for PRAY」と呼ばれるもので、2019年の台風第19号によって日本大学工学部の施設全域が最大2mも浸水する被害を受けたことをきっかけに、その修復のための募金活動の一環として設置されたものでした。

演奏可能な時間は、月曜日〜金曜日の朝9時〜17時まで。「音楽で復興支援」という発想が、本当に素晴らしいですね。

ピアノを弾くことで被災地の復興に少しでも貢献できるなんて、音楽の持つ社会的な力を改めて実感しました。ペダルは壊れていましたが、その想いの方が、よっぽど大切ですからね。

 

レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami

編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:Microsoft「Copilot Pro」
https://www.bing.com/chat?q=Bing+AI&FORM=hpcodx
校閲:OpenAI「ChatGPT Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/