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スナック堀江万博の反省からUber Eatsのツケは戦略で返す

今月の私のテーマは、**「自分を受け入れ、そして自分を変える」**ことです。口にするのは簡単ですが、標語で終わらせるつもりはありません。
「自分を受け入れる」とは、まず目を背けたくなる現実を数字で直視すること。最初に向かったのは体重計――体脂肪率まで容赦なく可視化する体組成計でした。
覚悟を決めた理由は明白です。先日の「スナック堀江万博」の準備期間、忙しさにかまけてほぼ毎食を Uber Eats で済ませてしまっていました。体は、正直です。
恐る恐る測ってみると、体重はピーク時より+4kg。そして何より体脂肪率が想定を大きく上回り、一瞬は機器の不調を疑ったほどでした。笑って受け流せる数値ではありません。
ただし、これでよいのだとも感じました。**「このままではいけない」**という強い危機感こそ、変化のための最良の燃料になります。中途半端な現実では人は本気になれません。むしろ、最高のスタートラインに立てたのだと捉えています。
現状を受け入れたら、次は改善フェーズです。私がまず着手したのは、筋トレでもランニングでもなく、環境を変えることでした。意志の力に頼るだけでは続かない――そう考えたからです。
手始めに、作業机をスタンディングデスクに変更しました。万博期間中に「立ったまま作業すると集中力が持続し、仕事がはかどる」という実感を得ていたためです。自分の身長に合い、安定感のあるデスクに投資し、1日の大半を過ごす仕事環境を最適化しました。これは費用対効果の高い自己投資だと感じています。
次に運動。私は右手と右足に不自由があるため、一般的な高負荷の運動は怪我のリスクが高い。だからといって「自分には無理だ」と諦めるのではなく、制約条件の中で最適解を探すのが肝要です。私が選んだのはプール。水中なら関節への負担を抑えつつ全身を効率よく使えます。そこで週2〜3回のスイムを課しました。
結果はすぐに表れました。食事の見直しと水中運動を組み合わせたところ、月末の時点で体重は2kg以上減。努力が数字として可視化されるのは、やはりうれしいものです。
結局のところ、自己管理は根性論ではありません。正しい知識と戦略、そして継続を支える環境設計――ただそれだけです。今後も定期的な運動を続け、**最高のパフォーマンスを発揮するための「プロとしての最低限」**を怠らないようにしていきます。
所属後初ライブへ。髪型まで“プロ仕様”にした理由

8月3日に迫った、事務所所属後初のライブ。これは、私にとってプロとしての価値が問われる最初の舞台です。ピアノの技術を磨くのは前提ですが、それだけでは足りません。観客は耳だけでなく目でも私たちを評価します。「どう見られるか」という印象管理も、パフォーマンスの一部です。
とはいえ、私はファッションや髪型に疎いタイプ。中途半端に個性を出そうとして、かえって残念な結果に終わるのは避けたいところです。
では、どうするか。最も合理的なのは、その道のプロに託すこと。そこで選んだのが、以前YouTubeで紹介していた美容室「artifata」です。メンタリストDaiGoさんの紹介で知られ、「髪を切る」のではなく「人間性やキャラクターを引き出す」というコンセプトが、まさに今の私に必要でした。
ちょうど山野美容専門学校(代々木)でのポップアップサロンがあり、予約して伺いました。担当はCHIKAさん。まず驚かされたのは、アシスタントの方のシャンプーでした。思わず意識が遠のくほど心地よく、しかも雑談のなかからこちらの好みや来店目的を自然に引き出すヒアリングが実に巧み。プロの傾聴力に感心しました。
カットを経て仕上がったのは、ご提案いただいた「やさしい髪形」。私が言葉にしきれなかった「こう見せたい」というイメージを、見事に形にしてくださいました。これぞプロの仕事だと実感しました。
髪を整えた結果、ライブに向けたモチベーションが一気に高まりました。これは気分の問題にとどまりません。**「着衣認知(enclothed cognition)」**という概念が示すように、服装や外見は思考や行動に影響します。今の私にとってこの髪型は、プロとしての自分にふさわしい「戦闘服」。これを手にしたことで、8月3日のステージで最高のパフォーマンスを発揮できるという確信が持てました。費用対効果の高い投資だったと思います。
映画企画の行方を賭けた“実質最終オーディション”

今月も、HIUなどDMMオンラインサロン入会継続¥11,000-をはじめ、ホリエモンチャンネル¥880-、クラシック音楽専門音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」¥2,035-、ニコニコ動画「メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」」¥550-、あらゆる領域の映像制作を後押しするオンライン・コミュニティ「UMU TOKYO」¥2,700-、グラフィックデザイン及び動画編集、ウェブデザインのアプリケーションソフトウェアを利用できる「Adobe Creative Cloud」¥5,478-に使用する。
いよいよ運命の日が迫ってきました。8月3日、なかの芸能小劇場。 事務所所属後はじめて、すべての責任を私自身が負うメインライブです。ゲストを2名お招きしますが、その魅力を最大限に引き出すのも主役である私の責務。最高にスリリングな状況です。
今回、私がピアノで関わる曲は10曲以上。徳永英明さんの「レイニーブルー」やSMAPの「世界に一つだけの花」といった誰もが知るJ‑POPの名曲から、ショパンの《別れの曲》のようにクラシックの深みに触れる作品まで、振り幅の大きいセットリストにしました。
これは単なる曲目の並びではありません。**約2時間の公演全体をひとつの物語として体験いただくための「設計図」**です。親しみのある曲で心をひらき、まだ知らない世界へそっと導き、最後には明日への活力をお持ち帰りいただく――そのために綿密に計算した選曲です。
したがって、いまの練習は指を動かす作業にとどまりません。各曲の完成度を高めるのは当然として、曲間の**「間」**、ゲストとの呼吸、観客の心理の変化までを想定し、全体構成を繰り返しシミュレーションしています。毎日が、心地よい緊張と集中の連続です。
「本番でアクシデントがありませんように」と祈るだけではプロとは言えません。不測の事態は起こり得る――大切なのは、それを想定して備え、起きた瞬間に適切に対処し、ときにエンターテインメントへと転化する即興力と胆力を身につけること。準備は抜かりなく進めています。
そして、ここからがもうひとつの報告です。私の人生を題材にした映画企画が動き出しました。小学生のころに障害を負って以降、ピアノコンクールを目指して歩んだ日々を軸にした物語――もし実現すれば、多くの方に勇気をお届けできるかもしれません。もっとも、企画は始動したばかり。映画製作には相応の資金が必要で、現在はスポンサー候補の皆さまに価値をご判断いただく段階です。
そのスポンサー候補の方々が、8月3日の公演に多数お越しになる見込みです。つまり次のライブは、単なる演奏会を超え、**私という物語に出資する価値があるかを見極める「最終オーディション」**の意味を帯びます。ピアノ一台で心を動かし、出資をご決断いただけるだけの説得力を音で示さなければなりません。これほど明快で厳しい舞台はありません。
「よい演奏会になりますように」という願いだけでは届かない。8月3日の一回のパフォーマンスで、今後の制作費を引き寄せるための、最も合理的で効果的な投資――それが今の練習です。
8月3日、私のこれからの価値が試されます。 どうぞ、見届けてください。
レポート執筆者:床次 佳浩 / Yoshihiro Tokonami
https://x.com/MrTokosmusiclab
編集:D-Lab AIチャンネル「D-Lab AI」
https://daigovideolab.jp/ai/landing
校閲:OpenAI「ChatGPT Pro」
https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/
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