「好きを仕事にしたい」「起業したい」と思うけど「実際に何をしたら良いかわからない」という方も多いはず。今回は、前編で紹介したForkyを運営する株式会社Parasol 代表者取締役 傘 勇一郎さんにインタビューしてきました!Forkyが生まれるまでの経緯を伺いながら、プロジェクトの進め方ややりたいことを仕事にしていく為のヒントを探っていきたいと思います。
傘 勇一郎 Yuichiro Karakasa
株式会社Parasol 代表取締役社長
東京工業大学大学院卒。外資系大手石油会社に7年間務めた後に脱サラして株式会社Parasolを起業し、恋愛や結婚に役立つメディア「Forky」「Matchapp」を運営。
ノリで入ったHIUで、自分だけの力で稼ぐことを経験
━ 線最初から事業を始めようと思っていたのですか?
大学でやりたいことは特に見つからず、専攻分野では日本で一番有名な先生の研究室に所属していたこともあり、この分野で世界のトップ層に入ろうと外資系の企業に就職しました。なので、最初から起業志向だったわけではありません。恋愛系の勉強会やサロン、Webメディア運営をしていくうちに面白くなり、会社を辞めて本格的に事業をスタートさせました。
━ なぜHIUに入ろうと思ったのですか?
最初は「月1万円って高いな」と思ったけど、「面白そう」というノリで決めました。事業を始めてみようと考えている人も多くて、この時初めて「起業」を身近に感じましたね。
━ HIUに入って、初期の頃の活動はどのようなものだったのですか?
はじめはとにかくいろいろ行ってみようと思って、デザイン系のイベントに参加したりもしましたね。そのうちに自分が合コンなどにけっこう行っていたこともあって、恋愛系のジャンルで何かしてみようと思うようになりました。初めて開催した恋愛テクニックを教える勉強会では、2時間1000円という価格で5〜6人が集まりました。今まではサラリーをもらう身でしたが、0→1でお金を稼いだのは新鮮な経験でしたね。
小さな勉強会から、本格的な事業化へ
━ 少人数の勉強会からのスタートだったんですね。ここからどのように発展していったのですか?
勉強会のメンバー7人くらいで「このままFacebookグループにしたらいいじゃん」という話が出て、月2,000円程度で恋愛テクニックを教え始めました。そこで情報を発信していくうちに「みんなでメディアを作るか」という話になりました。メンバーにエンジニアがいたから無料でメーリスを作ってもらって、みんなでライティングもして、マッチングができたらお金をもらおうって課金システムを考えて…。気がついたら参加者が20人ぐらいのグループになっていて、月4万円くらいを稼ぐようになっていました。
━ いつ頃から事業化を考えるようになりましたか?
同時期にTwitterも始めて、恋愛インフルエンサーと友達になったり、iPhoneアプリを作ってみたりしていました。Synapes(※編集注:オンラインサロンプラットフォーム)で恋愛系のオンラインサロンを始めると、いつの間にか最大で300人くらい集客できるまでになっていました。会社に勤めていると、仕事とはいっても、誰でもできることを仕組み化してやるだけだなと感じていました。恋愛勉強会を始めてから、ゼロイチで考えてみんなを幸せにするのが面白くて、やりたいことはこれだなと。そこから本格的に事業をスタートさせました。
━ 2017年1月にParasol株式会社を立ち上げられましたが、メンバーにはどのような方がいるんですか?
投資家、CTO、立ち上げメンバーなど、基本はHIUメンバーです。インターン生も17名のうち3名はHIUからです。「HIUスタートアップ」にも入っているので、堀江さんに拡散の方法を教えてもらったりもしています。HIUのリソースはかなり使っていますね。
HIUに入ったことで大きく動き始めた傘さんの人生。インタビュー後編では、今後の展開や事業にとって重要なことについてお伺いしました!次回もお楽しみに!
Text/Edit= 吉川佳佑、藤井 みさ、Shuntaro Koda、柚木大介
HIU運営スタッフ
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