堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載。
ボクらのヤバイ無人島サバイバル3日間
友人から、ヤンバルコビトの無人島でデジタルデトックスをやる。とお誘いがあり参加した。
ヤンバルコビトとは:沖縄にある無人島屋那覇島で、サバイバル体験などを提供している。島には風呂やトイレが無く、野生のヤギがいる。
プランとしては5/31に沖縄集合、6/4までスマートホンなどのデジタル機器は回収し使用禁止とする。食料は現地調達。というもの。
参加するメンバーは、料理人、看護師、魚突き名手、動画屋さん(撮影のため唯一デジタル機器持込む)と私。あと同行するオーナーのお子さん小学4年生。
まったくもって心強い。私は特にこれといったスキルが無いので、火の番や薪集めを役割としつつ大いに遊ぶ作戦でいく。おじさん5人が全員ワクワクしながら那覇空港に無事集合。まずは伊是名島にフェリーで移動する。
そこから小舟に乗って、目的の無人島、屋那覇島へと向かう予定だったが、初日は3メートルの高波が立っており、ざんねんながら渡ることができなかった。伊是名島のビーチで1泊キャンプをすることにしたのだが、この島も美しく素敵だった。
テントを立ててかまどを作ったり魚の種類を覚えたり、サバイバルの予行演習をしながら楽しんだ。
食べるために猟る
翌日は波も落ち着き、無人島へ小舟で向かう。キャンプ地を決めてテントなど立てた後、魚突きを教えてもらう。海に潜って、食料を確保するため獲物を狙う。
私は一匹だけやっと確保することができた。仕留める時は、なるべく苦しませないように急所をねらう。魚はウロコと内臓を取って、下準備をした後シェフに渡す。
いつもスーパーで買う魚や肉は、誰かが代わりに殺して下処理をしてくれている。理解しているつもりでいたが、自分の手で、食べるために命を奪う体験は想像と少し違っていた。
生きるために食料を獲る。とてもシンプルだ。
食べるからには出来るだけ美味しくいただく!シェフ同行の無人島生活は最高だった。無人島にいながら美味しいものしか食べていない。
魚が獲れて料理ができれば無人島では最強の人類だ。
チキンとからあげ
無人島滞在2日目に、世界初の無人島サバイバル検定が行われた。1泊2日の日程で検定を受けるために、大阪のテレビ局やyoutuberがやってきた。そのなかで、鶏を一羽解体したことも印象に残る出来事のひとつだ。
魚が獲れなかった時の食料として、食育も兼ねて二羽の鶏を連れてきていた。
名前をつけた動物(同行の小学生が“チキン”、“からあげ”と命名)を食べたのは初めての経験だった。首を落とすところを見ていると、ものすごく力が入った。皆で解体し、余すところなく美味しくいただいた。
最終日には雨
無人島で雨が降った時の燃料確保の大変さは想定していなかった。集めていた薪が雨で湿気って使い物にならなくなった。乾燥している小枝を見つけてなんとか火をつけて、薪を乾かしながら焚き火を囲む。
雨で漁に出られないので、泡盛を飲みながらのんびり過ごした。雨の音とおじさん達の笑い声だけが聞こえる。湿気った焚き火で燻されていたがこれはこれで楽しい。
夜には雨が上がったものの、テントの設営があまく、寝床が水浸しになってしまった。ある程度きれいにしたが、全員分のスペースは確保できなかったので私は寝袋に入って野宿することにした。
すべてが天の川のような夜空を眺めながら、あっという間に眠りに落ちた。
無人島で数日を過ごして、生き物として少しだけ強くなった気がする。サバイバルの技術を磨いてもっと強くなりたくなった。
獲物の獲り方やさばき方。火や安全の確保、ロープの結びかたなどなど覚えたいことが山ほどある。
その後、沖縄本島や離島を数日間予定を決めずにひとりで旅した。現地のおじいさんに泡盛をご馳走になったりしながら、かなり楽しかった。現在帰宅して10日ほど経つが、早くも無人島生活が恋しくなっている。
【使用内訳】
無人島 50000円
移動、宿泊費 50000円
レポート執筆者:Satoshi Yamatsu
HIU運営スタッフ
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