堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)で5名のメンバーを対象にベーシックインカム実験がスタートした。毎月HIUより10万円が支給され、メンバーはその資金を自身のアクティブな活動の為に使っていく。どう使うかはメンバー次第。果たしてどうなっていくのか!? 毎月レポートを掲載!
中国深センの衝撃
11月15日に中国の深センで行われたHIU定例会に参加した。前日の14日には深センの企業を訪問するツアーに参加させていただいた。訪問した企業はinsta360、tencent、Dobot、Jenesis、seed、DJI、Makerspaseの7企業だ。中国のシリコンバレーと言われる深センの企業を訪問し、現場の見学やプレゼンまでしてもらえるという機会を得ることが出来た。
今の中国は凄いと最近よく聞くが、実際に行ってみると本当に凄い。予想以上に凄い。日本は既に周回遅れになってしまっているのではないかと思うところもあった。工場の最低賃金も13万円ほどらしい。それでも以前のように人手が集まらないとのこと。もう日本と大きくは変わらない。もちろん日本の方がまだ優勢な分野は多くあるだろうがどの分野も危ないのではないかと印象を受けた。
聞いた情報と実際に体験するのではやはり違う。特に印象に残ったのは訪問企業の一つである中国大手IT企業のtencentが作ったアプリwechatだ。日本の Lineに近いアプリなのだが、利便性はwechatの方が優れているようだ。Walletとしての機能がとても便利だった。深センのコンビニからラーメン屋までほとんどのお店でwechatアプリのwallet機能であるwechatpayが使える。街中のホームレスのようなお祖父さんも投げ銭ように目の前にwechatpayのQRコードを置いている。
冗談のような話だが実際に私も実際にその状況を見てしまった。キャッシュレスの世の中ができてしまっているのだ。現金を使うのは外国人くらいらしい。深センにはレンタルサイクルが街じゅうにあるのだがこれはスマホアプリの課金でしか使えない。ちょっと高めなレストランには携帯の充電器貸し出しサービスがあるのだがこれもスマホアプリからの課金でしか使うことが出来ない。なかなかの衝撃だ。しかもこれが便利。レンタサイクルは本当にそこらじゅうに置いてあり返す場所もたくさんあるのだ。あれを使ったら日本のレンタサイクルなんか不便でしょうがないだろう。病院では支払いはもちろん診察科ごとの予約や医師の評価点まであるらしい。
ここまでIT化が加速する理由の一つには深センの平均年齢にある。なにせ深センの人口は30年で人口が30万人から1400万人に増加したのだ。60歳以上の人口は3パーセント。街中にお年寄りを見ることはほとんどない。それとtencentは国とも協力して事業を進めているようでこれも大きな強みだ。GPS情報は国に流れてより良いまちづくりに使われてるようだ。電気自動車も凄い。バスや自動車も電気自動車が多く走り、二輪車は半分以上が電動は印象を受けた。中古のバイクを電動に改造したような二輪車が非常に多く走っている。充電用の電源も多い。
若干26歳社長で従業員200人の新星企業訪問
360度カメラinsta360も訪問した。棒にカメラをつけて回すとマトリックスのような撮影が出来たりもする日本でも人気の360度カメラを販売している企業だ。社長は26歳と非常に若く中国若者に目標とされている。オフィスも見学させてもらったが日本のIT企業のオフィスと雰囲気はあまり変わらない。パソコンはMACを使っている人もちらほらいる。入り口にはくまモンも置いてある。深センにはなぜこのようなハードウエアスタートアップ企業が生まれるのか。
深センには電子パーツの問屋や工場が密集しているので、スピーディーに製品化出来る。しかも意外だったのは寝る間も惜しんで働く人が多いらしい。そして投資も集めやすく最適なエコシステムが出来ていることがわかった。輸出も香港経由で迅速に可能だ。意思決定のスピードや労働者の非常に意識も高い。
満員御礼の人気イベントHIU川根村新歓
18日にはHIU川根村新歓イベントを開催した。人狼や大喜利、カラオケ、バーベキュー、キャンプファイアーなどをしてHIUの仲間と楽しい時間を過ごした。HIUはみなフラットな関係で利害関係もないのでちょっとの勇気と行動力があれば誰もが楽しんだり学んだり出来るグループだと思う。このイベントも参加者が主体となってやっているイベントなので初めての人もお客さんではなく、共同の参加者という感じだ。協力しあってイベントを運営していて、合宿のような感じなので仲良くなるのも早い。利害関係のない友達を作れるのはとても面白い。
HIUに入会して人生を大きく変える人もいる。入会してスレを見て楽しんでいるだけでは非常にもったいない。とにかく行動。行動すれば変わる。お金と時間を惜しまずに行動することが一番だ。楽しい時間を過ごしている人と一緒にいた方が自分も魅力的になれると思う。
四駆で無舗装の林道アドベンチャー体験
19、20日にはレンタカーで四駆を借りて林道を走った。舗装されてない道をただ四駆で走る。それがなかなか面白い。雨で浸食された普通車では通れないような林道を攻略していく。途中タイヤの半分が溝に落ちてしまうような箇所もあってなかなかスリリングなドライブだった。ほぼ一般の人は通らない道なので木が倒れているのをどけたり、タイヤの位置を確認しあったり掛け声をかけたりしながら協力して進むので一体感を感じたりもして面白い。翌日には河原を砂埃をあげながら走った。河原は急ハンドルを切ったりして多少無茶な運転も出来るのでストレス解消にも最適だ。車が壊れるのではないかと思うドライブをする人もいてヒヤヒヤしたが無事楽しむことが出来た。
使用用途 深センツアー10万円
レポート執筆者:永田昌吾
HIU運営スタッフ
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